文献詳細
臨床報告
文献概要
15歳,男性,自作したペンシルロケットの爆発により右眼球内に異物が飛入し,外傷性白内障の術後,硝子体内のプラスチック異物が認められた。異物はかなり大きく,結合織に取り囲まれていたため,あえて摘出すれば,網膜剥離や眼球ろうに陥る危険性があったため,保存的に4年間経過観察した。その間の検眼鏡検査では特に増悪傾向はみられていないが,視野やERGの検査にて網膜にいく分,進行性病変がおこっている事を示唆するデータが得られ,今後もより慎重に経過をみていく必要があるものと思われた。
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