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先天性筋ジストロフィー症(福山型)の眼所見—2症例についての検討
著者: 千々岩妙子1 西村みえ子1 牛島博美1 山名泰生1 山名敏子1 猪俣孟1 馮健清2 黒川徹2
所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室 2九州大学医学部小児科学教室
ページ範囲:P.21 - P.25
文献購入ページに移動(1)症例1は1歳2カ月の女児で強度近視,視神経萎縮,網膜血管走行異常,黄斑偏位,網膜の灰白色の色調のムラ,Retinoschisis様の灰白色の隆起性病変を認めた。
(2)症例2は5歳男児で白内障,虹彩ルベォーシス,網膜剥離を認め経過中に緑内障を併発した。
(3)症例1の眼病変は網膜および網膜血管の発生異常によるものと考えた。
(4)先天性筋ジストロフィー症(福山型)における頭蓋内病変と眼底病変とは,ともに発生異常に関係しているという点で関連性が推測された。
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