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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻1号

1982年01月発行

文献概要

臨床報告

Subcutaneous pedicle flapを利用した眼形成手術

著者: 田邊吉彦1 星野元宏1 近藤俊1 鳥居修平2

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室 2名古屋大学医学部口腔外科学教室

ページ範囲:P.27 - P.31

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 眼瞼の皮膚は皮下脂肪がなく,眼輪筋がすぐ下をこあり,ここで作る皮弁は一種のmyocutaneous flapとなり極めて血行がよい。それ故作られるsubcutaneous pedicle flapも,myocutaneous island flapの形となって,相当細い茎部でも安全である。
 subcutaneous pedicle flapの利点は皮弁の自由度が大きく,dog earが生じにくく,onestageで手術を終える事ができる。
 我々は眉毛部母斑切除後の創閉鎖,下眼瞼外反の形成,下眼瞼悪性腫瘍切除後の再建にこれを利用し良好な結果を得た。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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