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臨床報告
「標準色覚検査表(SPP)」を用いたふるいわけ検査成績の検討
著者: 深見嘉一郎1 市川宏2 田辺詔子3 湖崎克4 原田清5
所属機関: 1京都第一赤十字病院 2名古屋大学 3名古屋第一赤十字病院 4大阪市立小児保健センター 5大阪赤十字病院
ページ範囲:P.1265 - P.1268
文献購入ページに移動結果は検出表10表中正読表数8表以上のものが90.2%であり,異常読2表以下のものは95.5%であり非正読2表以下のものが96.7%であることが示された。
このことによって,「標準色覚検査表」は優れたスクリーニング能力を持つものといえる。
石原表の成績との比較は極めてよい一致を示した。
今回の検査対象1,766名中に45名の色覚異常者が含まれていたと推定される。その頻度は,男879名中44名,すなわち5.01傷,女887名中1名で0.11%の出現率を示した。
検査表それぞれについての検討では,第7表と第13表,つまり正常者のみに読める表が最も優れた結果を示した。
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