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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻10号

1982年10月発行

文献概要

臨床報告

犬蛔虫(toxocara canis)幼虫によると思われる眼内炎の2症例

著者: 嶋田孝吉1 小暮正子2

所属機関: 1間々田眼科 2小暮眼科

ページ範囲:P.1291 - P.1295

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 抗犬蛔虫抗体が陽性で,しかも典型的な臨床嫁を示した犬蛔虫幼虫によると思われる眼内炎の2症例を報告した。数少ない小児ぶどう膜炎中,本症は高率に発症している。
 現在,本症の診断は,虫体の検出あるいは観察できない症例では,臨床的および免疫血清学的所見によりなされている。しかし,わが国では,犬蛔虫の不顕性感染が多々あるものと考えられることから,本症の診断は,臨床所見を主体にすべきであると考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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