icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻11号

1982年11月発行

文献概要

眼科手術学会

Subtotal open-sky vitrectomyを行った12症例について

著者: 浜崎淳二1 菊地玄1 浜野博1 山田真1 臼井正彦1

所属機関: 1東京医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1385 - P.1390

文献購入ページに移動
 穿孔性眼外傷6例(硝子体混濁4例,牽引性網膜剥離2例),巨大裂孔3例(うち2例はmassive pre-retinal proliferationを合併),中心静脈枝血栓症2例,糖尿病性網膜症1例の計12症例に対しsubtotal open-sky vitrectomyを施行し,手術方法,手術成績ならびに術後合併症につき報告した。特に巨大裂孔に対しては,直視下で10-0ナイロンによる網膜直接縫合術を行った。12症例中9例(75%)は術後5ヵ月間以上良好に経過し,0.1以上の視力が得られた。術後合併症としては,眼球萎縮2例,出血性緑内障1例,角膜新生血管1例が認められた。Subtotal open-sky vitrectomyは,適応症例を十分に検討して行うならば有用な手術方法であることを述べた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?