icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻11号

1982年11月発行

文献概要

眼科手術学会

内皆部組織欠損のopen treatment

著者: 田邊青彦1 浅野隆1 近藤俊2 鳥居修平3

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室 2岡崎市民病院眼科 3名古屋大学口腔外科学教室

ページ範囲:P.1391 - P.1395

文献購入ページに移動
 open treatmentは内皆部の様な肉芽形成の良好な場所にしか利用できないし,年齢と欠損の大きさも問題であるが,条件がそろえば,これほど簡単で優れた手術は少ない。
 我々は5例の内砦部組織欠損の症例を,open treatmentによって経過を観察,その結果を示し,以下のごとく結論する。
(1)内砦部腫瘤の性質が不明で,かつ5mm径以下の大きさの場合。
(2)40歳以上の患者で内皆部悪性腫瘍だが15mm径以下の切除で済む場合。
 以上の場合open treatmentは最もよい方法である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?