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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻11号

1982年11月発行

文献概要

文庫の窓から

眼科諸流派の秘伝書(11)(下)

著者: 中泉行信1 中泉行史1 斉藤仁男1

所属機関: 1研医会

ページ範囲:P.1416 - P.1417

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ここに挙げられている日本四家の眼科,尾張,美濃,筑前,信濃といわれるのは,文政の頃,盛大な門戸を張っていたといわれる馬嶋,麻嶋,田原,諏訪竹内各流派を指したものであろうか。本書には馬嶋伝,麻嶋伝,竜樹伝,竜目伝,柴田伝,清眼伝,仙人伝,麻嶋浄安,小池玄仙,麻嶋巨清,諏訪伝,天竺霊鷲山伝方,明術伝,江州麻嶋伝,多喜田秘方等の名の秘方がのべられている。"例えば草膜"について
竜樹伝曰,『草膜ハ肝ノ臓虚シテ肺ノ臓肝乗シテ,黒眼ニ白膜ヲ生テ春夏秋冬発テ……又曰,白眼ニ穴アキテ膿ノ出ル事有是ヲ白草ト云ナリ』

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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