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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻2号

1982年02月発行

文献概要

臨床報告

保存強膜を利用した眼形成手術(IV)—瘢痕性内反症への応用

著者: 田邊吉彦1 近藤俊1 浅野隆1 鳥居修平2

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室 2名古屋大学医学部口腔外科

ページ範囲:P.113 - P.117

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 上眼瞼の瘢痕性内反症の3例に保存強膜移植による矯正手術を行い,全例良好な結果を得た。すなわち手術翌日より患者の異物感は消失した。graft面には約1カ月で血管に富んだ上皮様組織が覆い,20ヵ月から13ヵ月経過の現在graftは瞼板内によく定着して,吸収や内反症の再発は認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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