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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻2号

1982年02月発行

文献概要

臨床報告

先天性外涙嚢瘻—漏涙とその治療

著者: 長嶋孝次1

所属機関: 1長嶋眼科医院

ページ範囲:P.157 - P.161

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 先天性外涙嚢瘻に起こる漏涙を止める確かな方法は瘻管の全切除である。フルオレスセイン残留試験と,瘻孔を涙点拡張針でふさいで行う洗浄試験で,鼻涙管に明らかな通過障害が認められなければ,痩管切除が流涙を招くことはない。
 瘻孔に通した通常の涙管ブジーを目標に,瘻管をその基部まで剥離する従来の方法の変法として,鳩日付きの瘻管同定ブジーを作り,これを瘻管に取り付けておくと,その全切除が容易である。本法を3例に試み,いずれも合併症なく,好結果を得ている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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