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特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 特別講演
視覚障害者の福祉対策
著者: 原田政美1
所属機関: 1東京都心身障害者福祉センター
ページ範囲:P.279 - P.282
文献購入ページに移動 障害者の福祉というものについては,各人各様の考え力がある。わが国の身体障害者福祉法は,身体障害者福祉の目的を「障害者の更生」においている。この場合の更生とは,障害を克服してすみやかに社会経済活動に参加することとされているので,福祉の目的は,「すみやかな経済的自立」ということになる。
国際連合は,1979年の第34回総会において「国際障害者年行動計画」を採択した。この行動計画は,国際障害者年の目的である「完全参加と平等」を達成するための諸施策をまとめたものであるが,最も重視すべきは次のような条項である。「社会は今なお身体的能力が完全な人々のみの要求を満たすように動いているが,社会はすべての人々の要求に応えることを考えていかなければならない。一般的な環境,保健,教育,労働の機会均等を初めとして.スポーツを含む文化的生活が障害者にも利用しやすいよう社会を整える義務を負っている。このような方向に進んで初めて,完全参加と平等という目標が実現できる。」
国際連合は,1979年の第34回総会において「国際障害者年行動計画」を採択した。この行動計画は,国際障害者年の目的である「完全参加と平等」を達成するための諸施策をまとめたものであるが,最も重視すべきは次のような条項である。「社会は今なお身体的能力が完全な人々のみの要求を満たすように動いているが,社会はすべての人々の要求に応えることを考えていかなければならない。一般的な環境,保健,教育,労働の機会均等を初めとして.スポーツを含む文化的生活が障害者にも利用しやすいよう社会を整える義務を負っている。このような方向に進んで初めて,完全参加と平等という目標が実現できる。」
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