icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻4号

1982年04月発行

文献概要

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学会原著

網膜疾患の電気生理学的分析Flecked retina syndrome

著者: 河崎一夫1 若林謙二1 米村大蔵1 田辺譲二1 川口泉1 真舘幸子1 宇山昌2

所属機関: 1金沢大学医学部眼科学教室 2関西医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.297 - P.300

文献購入ページに移動
(1) Fundus albipunctatusと思われる症例では, EOGの高浸透圧応答は両眼ともに異常であった。本症で従来推定されていた網膜色素上皮の障害が電気生理学的手法で本報で初めて実証された。
(2) Fundus flavimaculatusの症例ではERGのoff応答急峻部,EOGの高浸透圧応答,Diamox応答のいずれも異常であり,錐体と網膜色素上皮の障害が示唆された。
(3) Flccked retina syndromeに属する症例で,ERGやEOG検査によって,錐体や網膜色素上皮の異常が検出されない症例があった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?