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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻4号

1982年04月発行

文献概要

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学会原著

網膜静脈分枝閉塞症にみられた毛細血管性巨大血管瘤

著者: 竹田宗泰1 木村早百合1

所属機関: 1札幌医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.315 - P.322

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 21例の陳旧性網膜静脈分枝閉塞症に毛細血管性(静脈性)巨大血管瘤を認めた。この血管瘤の特徴として,明らかに毛細血管瘤より大きく(直径150〜800μm),色調は赤色,白色,オレンジ色と多彩で表面は反射のため美しい光沢をもつものが多い。また随伴所見として白色のhalo,硬性白斑(輪状網膜症),綱膜出血,浮腫,漿液性網膜剥離,硝子体出血どがあり,このため稀に視力障害の原因となる。治療として光凝固が有効の場合があった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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