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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻4号

1982年04月発行

文献概要

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学会原著

進行性錐体・桿体ジストロフィの臨床特性

著者: 三宅養三1 市川一夫1 徳田浩子1 市川宏1

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.323 - P.329

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 12症例24眼の進行性錐体・桿体ジストロフィの臨床特性を調べた。これらの症例はすべて進行性の視力低下,全色盲様色覚異常,差明等の自覚症状とERGの錐体系要素の強度異常あるいは消失,ERGの桿体系要素の減弱を共通した所見として示した。このうちの2症例は5年〜10年の経過観察中に残存していたERGの桿体系要素も消失してしまい,一見網膜色素変性様の眼科的所見を呈するにいたった。
 本症の一般的臨床特性に加え,EERや黄斑部局所ERG,VER.等を用いて本症を多面的に解析した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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