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特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学術展示
老人白内障水晶体混濁の進行形式について
著者: 尾羽澤大1 藤原隆明1 河原哲夫2
所属機関: 1東海大学医学部眼科 2東海大学工学部光学工学科
ページ範囲:P.376 - P.377
文献購入ページに移動対象症例は1977年1月以降に東海大学病院白内障外来を受診し,1年以上にわたり経時的に経過の観察および徹照像撮影記録ができた52例(男20例・女32例)・103眼である。受診時における年齢別症例数は40歳代より80歳代まで各10歳代毎に1・13・21・13・2例ずつである。徹照像撮影法の詳細は既報1,2)のごとくで,1眼につき水晶体前面および水晶体後面に焦点を合せた2枚の徹照像写真を撮影記録した。老人白内障水晶体混濁の徹照像上にみられる陰影の形態および経時的変化は極めて多様で,混濁の発現・変化を規定する水晶体内外の因子が多彩であることを推定させる。これら発症および進行因子の検討は今後の大きな課題であるが,今回は特微的な水晶体混濁3)の比較的共通した経時変化について報告する。
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