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特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学術展示
水晶体核硬度の超音波診断
著者: 三宅武子1 前久保久美子1 三宅謙作1
所属機関: 1眼科三宅病院
ページ範囲:P.378 - P.379
文献購入ページに移動症例と方法症例は無核および有核の白内障眼311症例502眼,180症例女性,131症例男性。年齢16歳から86歳(平均56.2歳)。方法は米国Sonometric 社製「OCUSCAN 400」に同社製の眼軸測定用のDigital BiometricRulerを接続し,水晶体をA-modeで観察した。眼軸測定の場合と同様,水晶体核硬度測定のための再現性の高いdisplayを得るためにも,視軸と超音波軸を可及的に一致させることが重要である。当機種は水晶振動子の後方に固視灯があり,中心の円筒から患者にこれをのぞかせ,超音波が水晶体の中心を通過するように設計されている。白内障があっても,85%の症例で固視灯を認めることができた。固視不能の例では他方で赤の固視灯を注視させた。
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