icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻4号

1982年04月発行

文献概要

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学術展示

ゴールドマン視野図のコンピュータによる処理

著者: 湖崎弘 中谷一1 藤本隆生1 清水芳樹2 越智信行2

所属機関: 1大阪厚生年金病院眼科 2大阪大学医学部眼科

ページ範囲:P.384 - P.385

文献購入ページに移動
 目的緑内障の診断と治療においてゴールドマン動的視野図は,現在はパターンとしてのみ取扱われ日常臨床に役立っている。しかしながら,視野図には多くの情報が含まれているのであって,仮にその視野図からイソプターの面積あるいは視野島の体積を容易に計測することができ,その値を数値として処理することが可能になれば,緑内障の臨床においてより詳細な診断および経過判定をすることができるようになり,更には治療方針の決定においても大変有用であると考える。今回我々はハーソナルコンピュータを使って上記の処理方法を考案した。
 方法従来の方法で測定されたゴールドマン動的視野図を,グラフィックタブレット(YHP製9111A=図1)上にセットし,磁気ペンでそのイソブターの上をなぞることによって,視野図のデータをパーソナルコンピュータ(YHP製HP−85=図1)に入力した。入力されたデータはカセットテープに記録され,必要に応じて種種のプログラムにより処理された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?