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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻5号

1982年05月発行

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その2)

学術展示

ベーチェット病患者のLecithin:cholesterol acyltransferase

著者: 大口正樹1 田中邦枝1 大野重昭1 耿力1

所属機関: 1北海道大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.490 - P.491

文献概要

 緒言われわれはベーチェット病の病態と」血清脂質との関係について検討し,総コレステロール,中性脂肪,リン脂質は本病患者と正常人との間に大差はみられないが,流血中の脂質の存在型であるリポ蛋白の検討において,本病患者ではβ—リポ蛋白に高値を示す例が多く,逆に高比重リポ蛋白コレステロール(HDL-C)は正常人やサルコイドーシス,Vogt—小柳—原田病患者に比して有意に低い値を示すことを報告した1,2)
 今回は本病患者の脂質についてさらに検索を進めるために,高比重リポ蛋白の生成に密接な関係を持っているLccithin:cholesterol acyltransferasc (LCAT)を測定し,同時に測定したHDL-Cとの関係についても検討したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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