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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻5号

1982年05月発行

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その2)

学術展示

新しい眼科用超音波診断装置TRISCANの使用経験について

著者: 馬場幸夫1 井村尚樹1 澤田惇1

所属機関: 1宮崎医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.498 - P.499

文献概要

 緒言メモリー装置を内臓した眼科領域における最新の超音波診断装置TRISCANを使用する機会を得たので,その臨床的有用性について検討した。
 本装置の特長①A,B,Dモードおよびベクタ「スキャソが可能である。②各モードで像のストップモーションが可能である,,③像をストップさせて.すべてのベクターの検査ができる。④スクリーンは磁力偏差付TVタイプのスコープで,像にゆがみがない。⑤モードはKretztechnik 7200MAと同様にS-shaped amplification1)を採用し,quantitative echographyが可能であり,またdynamic rangeが25dBおよび40dBのlogarithmicamplificationもとり入れている。⑥Bモードディスプレイの時,2個の小さな十字を配置することによって,Bモードで組織間の距離や病変の大きさをmm単位でデジタル表示できる。⑦デジタル表示の眼軸長計測が可能である。以上の様な多くの特長をもった直接型装置であり,これを用いて眼部疾患の検索にあたった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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