文献詳細
特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
学術展示
文献概要
1979年,赤沢・三井ら1)は,斜視の原因と光刺激との関係を研究する目的で,斜視患者の眼位を明室と暗室下で写真撮影をして調べ,外斜位や斜位—斜視の眼位は,暗室下では正位となることを証明した。
われわれもこの報告に興味を持ち,暗室下眼位を撮影してみたが,赤沢,三井の報告とほぼ同様の結果を得た。しかし,写真撮影のみでは,一瞬の眼位しか知ることができない。もっと精密にしかも継時的にその動ぎを知る必要があると考え,今回,赤外線光電素子を用いたphoto-EOGにて,若干名の正常者および斜視患者の暗室下眼位(水平方向のみ)を観察したので報告する。
われわれもこの報告に興味を持ち,暗室下眼位を撮影してみたが,赤沢,三井の報告とほぼ同様の結果を得た。しかし,写真撮影のみでは,一瞬の眼位しか知ることができない。もっと精密にしかも継時的にその動ぎを知る必要があると考え,今回,赤外線光電素子を用いたphoto-EOGにて,若干名の正常者および斜視患者の暗室下眼位(水平方向のみ)を観察したので報告する。
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