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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻5号

1982年05月発行

文献概要

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学術展示

暗室下眼位の観察

著者: 山本敏雄1 前田和子1 佐々本研二1 田村純1 萱沢文男1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.500 - P.501

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 1979年,赤沢・三井ら1)は,斜視の原因と光刺激との関係を研究する目的で,斜視患者の眼位を明室と暗室下で写真撮影をして調べ,外斜位や斜位—斜視の眼位は,暗室下では正位となることを証明した。
 われわれもこの報告に興味を持ち,暗室下眼位を撮影してみたが,赤沢,三井の報告とほぼ同様の結果を得た。しかし,写真撮影のみでは,一瞬の眼位しか知ることができない。もっと精密にしかも継時的にその動ぎを知る必要があると考え,今回,赤外線光電素子を用いたphoto-EOGにて,若干名の正常者および斜視患者の暗室下眼位(水平方向のみ)を観察したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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