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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻5号

1982年05月発行

臨床報告

エリスロマイシン・コリスチン点眼液の基礎的検討

著者: 塩田洋1 近藤千代1 小川剛史1 徳原初恵1

所属機関: 1徳島大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.515 - P.518

文献概要

(1)現在眼科領域で最も広く使われている抗生物質の一つであるエリスロマイシン・コリスチン(エコリシン®)点限液について,従来行われていなかった基礎的な検討を加えた。
(2)本剤を1日9回5日間家兎に点眼した後,角膜表層を走査型電子顕微鏡で検査した結果,エコリシン®)点眼液は角膜表層に何らの障害をもおこさないことを確認した。
(3)エコリシン®)の点眼は動物において,ムチン添加法によって接種した強力な緑膿菌感染に対しても,完全な発症阻止効果があることを認めた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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