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特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学術展示
糖尿病性網膜症に対する汎網膜光凝固術の効果について(予報)
著者: 能美俊典1 渡辺正樹1 松浦啓之1 山本由香里1 瀬戸川朝一1
所属機関: 1島根医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.640 - P.641
文献購入ページに移動対象は1979年10月以後当科を受診しPRPを行い,3カ月以上経過観察ができた症例とした。性別では,男13例20眼,女23例36眼,計36例56眼である。年齢は26〜74歳(平均54歳),糖尿病歴は1〜33年(平均12年),経過観察期間は最短3カ月,最長18カ月(平均8カ月)である。適応例としては,網膜中間周辺部に広範な毛細血管非灌流域があり,かつその近位の毛細血管拡張・透過性亢進の強い活性病変を示すもの,比較的大きい静脈のうっ血い拡張・コイル状〜結節状変形などいわゆる前増殖期性病変を有するも,いまだ血管新生を認めないものなど単純型網膜症20眼と乳頭・網膜上に新生血管を有する増殖型網膜症36眼を対象とした。
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