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臨床報告
視神経疾患における視覚の疲労現象とサングラス処方への応用
著者: 大沼貴弘1 田上勇作1 諫山義正1
所属機関: 1神戸大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.655 - P.658
文献購入ページに移動高輝度下(平均輝度1500cd/m2)では全例に経時的な視力の低下が観察されたが,Ttibinger静的中心視野,VECPにおける障害程度の相関は認められなかった。
またJIS規格による一般事務の適正照度に相当する平均輝度250cd/m2においても36例中6例に低下が観察された。この6例に対し,疲労現象の軽減を目的としたサングラスの処方を行ったところ,患者の訴えが少なくなり,視神経疾患患者の日常の視作業を容易に遂行する上で,臨床的に極めて有用と考えられた。
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