臨床眼科36巻6号

1982年06月発行

臨床報告

Pneumatonograph®用sensor固定装置の試作とその使用成績

著者： 小鹿倉寛¹ 塩谷容子¹ 高橋信久¹ 近藤邦彦¹

所属機関： ¹聖マリアンナ医科大学眼科学教室

ページ範囲：P.665 - P.668

文献概要

　従来，検者の手持ちで測定が行われていたAlcon Applanation PneumaticTonometer （PneumatonographD）のsensor固定装置を試作し，正常眼の眼圧測定に試用した結果，眼圧測定値の安定性と精度の向上と，測定時の被検者と検者の双方の緊張と疲労の軽減をもたらすことができ，臨床的に有用なことを確認した。
　さらに，本固定装置の使用の有無での測定値とGoldmann Applanation Tonometerでの測定値について比較検討を行った。