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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻7号

1982年07月発行

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その4)

学術展示

視覚誘発脳波による視的学習利得の研究—脳および視神経の器質的疾患と機能的疾患における後期成分の消長

著者: 市橋進1

所属機関: 1川崎医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.798 - P.798

文献概要

 緒言視覚誘発脳波の後期成分のP200(Vertex Potential)およびP300成分が,視的学習利得を反映することを正常人について先に報告した1)。今回は視的学習という点での病態である脳または視神経に器質的あるいは機能的障害のある疾患群について,この誘発脳波がどのように影響されるかを観察し,その意義を明らかにする。
 実験方法刺激方法は,前報の実験2の条件で行い,VEPの導出と加算は前報通りである。データ処理は,P200成分については刺激後約200msecの頂点潜時とN1—P2(P200)振幅を測定し,P300成分は,振幅の個人差が大きいために頂点潜時の計測のみを行った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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