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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻7号

1982年07月発行

文献概要

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その4) 学術展示

Cross-Tralk消去機能をもったEOG自動測定装置の開発

著者: 久保賢倫1 伊月宣之2

所属機関: 1徳島大学医学部眼科学教室 2新居浜工業高等専門学校電気工学科教室

ページ範囲:P.802 - P.803

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 眼球の運動や常在電位をElectro-oculogram (EOG)で検査する場合には,他眼からの電位の影響すなわちcross-talkが問題になる。左右の眼が共働運動している場合または左右の常在電位が等しい場合には,cross-talkは大きな問題にはならない。しかし,そうでない場合にはcross-talkを消去して測定しなければ誤った解析結果がえられる1,2,4)
 眼球運動測定時にはcross-talkはfeed back法で消去できる。常在電位の変動測定時には消去は各々のEOGのピーク値だけで行えばよいので,測定のデジタル化にて症例毎にcross-talkを自動的に消去できる3)。そこで今回,マイクロコンピュータ(マイコン)を利用してcross-talkを消去でき,またEOG時間曲線を短時間で測定しグラフとして表示もできる装置を開発した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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