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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻7号

1982年07月発行

文献概要

GROUP DISCUSSION

眼感染症

著者: 北野周作1

所属機関: 1日大

ページ範囲:P.835 - P.838

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1.流行性角結膜炎の院内感染
 流行性角結膜炎(以下,E.K.C.)は,感染力が強く,春より初夏にかけ外来をにぎわせる。入院患者に発生した場合,早期に隔離,退院させることにより,院内感染,流行を引き起こさずにすむことがほとんどであった。
 今回我々は,入院患者1名にE.K,Cを発症した段階で病棟を閉鎖したにもかかわらず,全入院患者中の14名(約27%)の発症を引き起こし,二週間の病棟閉鎖をよぎなくされた一連の経過について報告すると共に,E.K.Cの院内感染の予防について検討を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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