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特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著
先天性眼振の病態に関する神経放射線学的研究
著者: 羅錦營1
所属機関: 1静岡県立こども病院,帝京大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.871 - P.877
文献購入ページに移動 先天性眼振60例(衝動型40例,振子様型20例)について,CT検査を行い,次の知見を得た。
(1) CTで明らかに脳内異常所見を認めたものは約50%であった。
(2)振子様眼振は衝動性眼振に比べて,CTによる異常率は高い。
(3) CT所見としては脳皮質萎縮,正中過剰腔,脳室拡大,脳幹萎縮等が認められた。
(4)出生順位では第1子と第2子との異常率は同じであった。
(5)先天性眼振の発生には胎児期または周産期の異常による中枢神経系の障害の関与が考えられた。
(1) CTで明らかに脳内異常所見を認めたものは約50%であった。
(2)振子様眼振は衝動性眼振に比べて,CTによる異常率は高い。
(3) CT所見としては脳皮質萎縮,正中過剰腔,脳室拡大,脳幹萎縮等が認められた。
(4)出生順位では第1子と第2子との異常率は同じであった。
(5)先天性眼振の発生には胎児期または周産期の異常による中枢神経系の障害の関与が考えられた。
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