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特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著
第一次硝子体過形成遺残に関する統計的考察
著者: 神園純一1 植村恭夫1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.903 - P.908
文献購入ページに移動超音波検査をAnterior Typeの症例に施行した結果,従来Anterior Typeとされているものの37.5%にIntermediate Typeが存在していることを明らかにした。ERG, VEPの検査によりAnterior Typeにおいても網膜,視路の機能障害を高率に認めた。このことは,治療,予後にはもちろんのこと本症の病態を研究する上に注目すべき事実である。従来Anterior Typeは,その大部分は緑内障を併発し眼球癆におちいると報告されてきたが,今回の観察では,それぞれ3例にすぎず,また網膜芽細胞腫と誤診し眼球摘出をした症例もなかった。
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