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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻8号

1982年08月発行

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その5)

学会原著

下斜筋過動を伴うV型外斜視の手術の量定について

著者: 坂上達志1 久保田伸枝1

所属機関: 1帝京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.945 - P.950

文献概要

(1)下斜筋過動を伴い下斜筋過動以外の上下斜視,眼疾患,顔面骨奇形などを合併しないV型外斜視40例中,水平筋手術および下斜筋減弱術を併用し,V型が消失した31例について量定を検討した。
(2)1眼下斜筋減弱術によるeso shiftは,平均第一眼位で2.19°,上むき20°で4.32°であった。
(3)外直筋後転術の効果の平均は1.03°/mmであった。
(4)下斜筋減弱術を併用する場合の外直筋後転術の量定は,下斜筋減弱によるeso shiftを差し引き,残りの斜視角に対するおよそ1.5°/mmが適当である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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