文献詳細
特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その5)
学会原著
文献概要
(1)下斜筋過動を伴い下斜筋過動以外の上下斜視,眼疾患,顔面骨奇形などを合併しないV型外斜視40例中,水平筋手術および下斜筋減弱術を併用し,V型が消失した31例について量定を検討した。
(2)1眼下斜筋減弱術によるeso shiftは,平均第一眼位で2.19°,上むき20°で4.32°であった。
(3)外直筋後転術の効果の平均は1.03°/mmであった。
(4)下斜筋減弱術を併用する場合の外直筋後転術の量定は,下斜筋減弱によるeso shiftを差し引き,残りの斜視角に対するおよそ1.5°/mmが適当である。
(2)1眼下斜筋減弱術によるeso shiftは,平均第一眼位で2.19°,上むき20°で4.32°であった。
(3)外直筋後転術の効果の平均は1.03°/mmであった。
(4)下斜筋減弱術を併用する場合の外直筋後転術の量定は,下斜筋減弱によるeso shiftを差し引き,残りの斜視角に対するおよそ1.5°/mmが適当である。
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