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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻8号

1982年08月発行

文献概要

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著

視神経疾患における瞳孔対光反応と視機能

著者: 鵜飼一彦1 村瀬俊1 石川哲1

所属機関: 1北里大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.969 - P.972

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 瞳孔escape現象は,視路の疾患の一つの症候として良く知られている。特に視神経の疾患においてこの現象は顕著である。一方,視神経疾患の別の症候として昼盲が知られている。この現象はEnochらにより視覚疲労現象として詳細に解析されている。
 我々はこの2現象を約30名の視神経疾患に対して測定した。視覚疲労現象はCFFの自覚的測定を連続的に行い測定した。その結果,瞳孔escapeが量的に大きい患者では視覚疲労も量的に大きいことが判明した。この両現象は,視神経における類似の機能異常であると考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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