文献詳細
特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その5)
学会原著
文献概要
瞳孔escape現象は,視路の疾患の一つの症候として良く知られている。特に視神経の疾患においてこの現象は顕著である。一方,視神経疾患の別の症候として昼盲が知られている。この現象はEnochらにより視覚疲労現象として詳細に解析されている。
我々はこの2現象を約30名の視神経疾患に対して測定した。視覚疲労現象はCFFの自覚的測定を連続的に行い測定した。その結果,瞳孔escapeが量的に大きい患者では視覚疲労も量的に大きいことが判明した。この両現象は,視神経における類似の機能異常であると考えられる。
我々はこの2現象を約30名の視神経疾患に対して測定した。視覚疲労現象はCFFの自覚的測定を連続的に行い測定した。その結果,瞳孔escapeが量的に大きい患者では視覚疲労も量的に大きいことが判明した。この両現象は,視神経における類似の機能異常であると考えられる。
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