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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻8号

1982年08月発行

文献概要

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学術展示

CO2レーザー手術装置を用いた脈絡膜悪性黒色腫の眼球摘出

著者: 菅順子1 寺西秀人1 今田直基1 高橋秀児1 小林俊策1

所属機関: 1山口大学医学部眼科

ページ範囲:P.974 - P.975

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 緒言脈絡膜悪性黒色腫は,診断を確定したならば,眼球を摘出するのが従来の標準的な治療法である。しかし,予後は一般に不良で,5年治癒率は,平均50%とされている。Fraunfelderら1)は,眼球摘出中の眼内圧変動を測定し,種々の手術操作による急激な眼内圧上昇が,腫瘍細胞の転移を誘発するとしている。我々は今回,脈絡膜悪性黒色腫の1例に遭遇し,CO2レーザー手術装置を利用して,眼球を強く圧迫せずに眼球摘出術を行うことができたので,ここにその術式および若干の考察を述べる。
 症例S.A.,26歳,男子。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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