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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻8号

1982年08月発行

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その5)

学術展示

先天性眼瞼下垂two stages吊り上げ法

著者: 新冨芳尚1 大浦武彦1 松本敏明1 石川隆夫1

所属機関: 1北海道大学医学部形成外科

ページ範囲:P.980 - P.981

文献概要

 緒言先天性眼瞼下垂に対する手術法はいろいろあるが,いずれの方法にせよ問題となるのは術直後の状態がそのまま持続しにくい点にある。したがって良い結果を得るには長期の経過を見越した手術計画が必要で結局術者の経験と熟練によって大きく左右されることになる。この点に関し,first stageで大腿筋膜を用いて吊り上げの準備をしておき,second stageで健側と患側を見比べながら吊り上げるという我々が試みたtwo stagesに分ける方法は誰にも容易にでき,しかも結果も満足すべきものであったので報告する。
 方法第一次手術(図1,2,3,4):吊り上げに用いる大腿筋膜は単眼につき1.2cm×4〜5cmあれば十分で,採取に際しては小さい縦切開のみでよい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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