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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻8号

1982年08月発行

文献概要

臨床報告

Sturge-Weber症候群に伴う先天緑内障手術中に出現したexpulsive choroidal effusionの1例

著者: 明尾潔1 木村肇二郎1 植村恭夫1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.985 - P.989

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 7歳男児のSturge-Weber症候群に伴う先天緑内障に対してtrabeculectomyを施行中に出現したexpulsive choroidal effusionの1症例を報告した。本症はSturge-Weber症候群に伴う緑内障に炉過手術を施行する際,周辺虹彩切除後に出現しやすいが脈絡膜剥離はほぼ2週間で消失し,視力の予後は良好である。Sturge-Weber症候群を伴う緑内障手術の際には,本症の発症の危険のあることを念頭において対処すべきである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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