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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻9号

1982年09月発行

文献概要

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 学会原著

角膜ヘルペスに対するhuman fibroblast interferonの効果および必要点眼回数

著者: 塩田洋1 山根伸太1 藤田善史1

所属機関: 1徳島大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1047 - P.1051

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 角膜ヘルペスに対するhuman fibroblast interferon (Hu IFN—β)の効果および必要点眼回数を兎を用いて検討し,次の様な結果ならびに結論を得た。
(1) Human fibroblast interferonは,家兎角膜ヘルペスに対し発症防止効果を持っていた。
(2) Human fibroblast interferonは,家兎角膜ヘルペスにおいてでき上がった潰瘍に対する治療効果は無かった。
(3)1日3回の点限による発症防止効果は,1日10回の点眼による効果と等しかった。
(4) Human fibroblast interferonを人の角膜ヘルペスに応用する際,106IU/mlを用いる場合には1日3回位の点眼回数が妥当ではないかと思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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