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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科36巻9号

1982年09月発行

特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その6)

学会原著

垂直眼球運動系の検討—第4報視床血管障害28例の検討

著者: 関本幸子1 稲垣昌泰1 鈴木利根1 石川弘1 後藤昇2 金子満雄3

所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室 2日本大学医学部第二解剖学教室 3浜松医療センター脳神経外科

ページ範囲:P.1079 - P.1084

文献概要

 視床病変で出現した28例の垂直眼球運動異常の臨床症候に対応する病変局在について検討を行い,以下の結論を得た。
(1)上方注視麻痺および上方下方注視麻痺は視床背側外側核後部傷害例に多い。
(2)上方下方注視麻痺は視床外へ病巣の広がりをもつ例が多い。
(3)下方注視麻痺は視床穿通動脈流域の両側の病変で出現した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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