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特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 学会原著
静的量的視野計測(CPブラケット)の解析能力について
著者: 井上洋一1 井上トヨ子1
所属機関: 1オリンピアクリニック
ページ範囲:P.1149 - P.1154
文献購入ページに移動CPへ影響する要因としては,上眼瞼・レンズ矯正・瞳孔径など,これまでの視野検査上注意すべき点の外,検査への対応度,すなわち初回に現われ,2回目以後に消失する異常性で,この練習効果は無視できない要因として注目された。
No 31,32による376眼のCPによると,初回正常CPと出た115眼中,2回目も正常CPが得られたもの94眼(81.7%),異常CP 21眼(18.3%)であった。また,初回異常CPの検出された261眼については,2回目正常CPは97眼(37.2%),2回目に異常CPの検出されたものは164眼(62.8%)であった。これらの臨床的な結果からCPブラケットによる解析能力の臨床的な長所,欠点を述べた。
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