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特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 学会原著
Cathode ray tube (CRT)使用者の眼精疲労について
著者: 栗本晋二1 岩崎常人1 野村恒民1 相良久美1 野呂影勇2 山本栄2
所属機関: 1産業医科大学眼科学教室 2産業医科大学人間工学教室
ページ範囲:P.1155 - P.1160
文献購入ページに移動その結果,高・中年者では平均2cmの調節近点距離の延長がみられ,安静2時間後で作業前の近点距離に近づいた。若年者では有意な変化は認められなかった。調節時間は各年齢層とも作業前後に有意な差を検出することはできなかったが,高・中年者では作業後延長する傾向をみた。Accommodogram patternについても若年層では作業負荷によるパターン変化はなかったが,高・中年者ではパターン変化を認めた。
以上のことより,高齢化するほどCRT作業の影響は大であったといえる。
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