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特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 学術展示
網膜赤道部変性といわゆる網脈絡膜萎縮巣
著者: 佐藤清祐1 西山愛子1 嶺崎育世1 高村悦子1 中野由宇子1
所属機関: 1国立病院医療センター眼科
ページ範囲:P.1172 - P.1173
文献購入ページに移動対象と方法対象は赤道部変性で経過を観察している118名,222眼である。網脈絡膜萎縮はSchepensらが網脈絡膜炎の痕と規定しているChorioretinal scar(網脈絡膜瘢痕)を主体とするが,それと共にSchepensらがFocal pigment proliferation(限局性色素増殖巣とでも訳すべきか)と呼んでいる変化をも加えてある。前者は網脈絡膜の韮薄化を主体とした萎縮性瘢痕であり,後者は色素増殖の著明な増殖性瘢痕であると理解してよいので,両者を同列に扱った。
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