文献詳細
特集 第35回日本臨床眼科学会講演集 (その6)
学術展示
網膜色素変性症の病勢進行を遅らせる目的で製作した眼鏡レンズの紹介(第1報)
著者: 戸塚清1 高山秀隆2 谷野洸3
所属機関: 1関東逓信病院 2日本光学眼鏡事業部 3信州大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1180 - P.1181
文献概要
また人間では,ハーバード大学のBersonが,永年にわたって一つの信念を持って,この方面の研究を継続している。彼は初期の網膜色素変性症患者において,光を遮蔽すると網膜視細胞の変性の進行が緩やかになる可能性を示し,この考えに則って,不透明な強膜コンタクトレンズを作り,これを一つの治療法として,患者の1眼に装着して見た3,4)。
掲載誌情報