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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻1号

1983年01月発行

文献概要

眼科手術学会

難治性緑内障に対するpars plana vitrectomyを併用した毛様体解離術の成績

著者: 森秀夫1 菅謙治1

所属機関: 1北野病院

ページ範囲:P.79 - P.81

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 虹彩切除trabeculectornyが無効に終った難治性の4例4眼の慢性閉塞隅角緑内障に対して毛様体解離術とpars plana vitrectomyを併用した術式を試み,3眼に良好な結果を得た。本術式は,過去の手術によって結膜が瘢痕化し,もはや炉過手術の効果が期待できないと考えられる症例にも有効であった。本法では,vitrectomyという過大な手術侵襲を行うから,本術式の適応はトラベクレクトミーなどの濾過手術が無効に終った閉塞隅角緑内障と広隅角緑内障に限定するのが適当であると考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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