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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻10号

1983年10月発行

文献概要

臨床報告

Fundus flavimaculatus group 2の姉弟例の十数年後の眼所見について

著者: 早川むつ子1 中島章1

所属機関: 1順天堂大学眼科

ページ範囲:P.1341 - P.1346

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 進行して検眼鏡的にはinversc retinitis pigmentosa様の所見を呈し,機能検査の結果からはprogessive cone-rod dcgeneration (dystrophy)と診断される例の十数年前の眼底写真から,fundus Havimaculatus with atrophic macular dcgenerationの進行例である事が明らかとなった一家系2症例について眼底所見を中心に報告した。初診時はFishman分類のstage 2の状態で,再診時はstage 3〜4の移行期まで進行した状態と判断される。本症のstage 3以降は他の黄斑変性症の進行期との鑑別が困難だが,中間周辺部から赤道部近くまで散在する灰色斑が診断の際に有用な所見である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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