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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻12号

1983年12月発行

文献概要

臨床報告

輻湊痙攣を伴う調節痙攣のアモバルビタールによる治療

著者: 上原雅美1 佐野貴之1 中道明2

所属機関: 1松下病院眼科 2関西医科大学眼科

ページ範囲:P.1485 - P.1488

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 調節痙攣による視力低下および高度の近視化と輻湊痙攣による内斜視および複視を合併した3例に対して,中枢神経抑制剤であるアモバルビタールを静注し,全例に劇的な改善を認め,その効果は持続的であった。
 従来,この種の症例に対する治療は困難であったが,調節痙攣と輻湊痙攣を合併する症例に対しては,アモバルビタールによる治療が有効であると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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