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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻12号

1983年12月発行

文献概要

眼科手術学会

白内障術後合併症と考えられる両側性角膜辺縁潰瘍および強膜炎の2症例

著者: 松鵜嘉文1 渡部富美雄2 上野泰志2 高久功2

所属機関: 1健保諫早総合病院眼科 2長崎大学眼科学教室

ページ範囲:P.1505 - P.1509

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 白内障術後,3カ月前後を経て両側の上力輪部を中心とする角膜および強膜の病変を呈した2症例を報告した。1例は85歳女で,上方の角膜辺縁潰瘍と重篤広範な壊死性強膜炎を両眼に生じ,病変は難治進行性であったが,自覚症や眼内炎症所見は軽度であった。他の1例は72歳女で,両眼上方球結膜の深層充血を伴う上方角膜の辺縁潰瘍がみられた。2例とも,ステロイド頻回点眼によく反応したが,1例に広範な強膜菲薄化を残した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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