文献詳細
特集 第36回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
学会原著
文献概要
(1)当科糖尿病外来で管理し,硝子体出血発症後6カ月以上観察できた58例80眼について,硝子体出血後の視力・網膜症の予後および予後に関する因子について検討した。
(2)硝子体出血眼の最終視力は0.3未満のものが80眼中43眼(53.8%)であった。
(3)硝子体出血80眼中,牽引性網膜剥離38眼(47.5%),吸収されない硝子体出血9眼(11.3%)。
(4)硝子体出血は3カ月以内81.5%,6カ月以内に90.7%が吸収された(大出血44眼中)。
(5)硝子体出血眼で,視力および網膜症の予後に関与する因子は,以下のごとくであった。
1)新生血管の部位:NVDはNVEより予後不良。2)新生血管の大きさ:新生血管の大きさが大きいもの程予後不良。3)硝子体出血の程度:大出血は小出血より予後不良。4)硝子体出血の型:網膜前型は硝子体型より予後不良。5) PRP:出血前PRP可能例は出血後のPRPや,非施行例より予後良好。
(2)硝子体出血眼の最終視力は0.3未満のものが80眼中43眼(53.8%)であった。
(3)硝子体出血80眼中,牽引性網膜剥離38眼(47.5%),吸収されない硝子体出血9眼(11.3%)。
(4)硝子体出血は3カ月以内81.5%,6カ月以内に90.7%が吸収された(大出血44眼中)。
(5)硝子体出血眼で,視力および網膜症の予後に関与する因子は,以下のごとくであった。
1)新生血管の部位:NVDはNVEより予後不良。2)新生血管の大きさ:新生血管の大きさが大きいもの程予後不良。3)硝子体出血の程度:大出血は小出血より予後不良。4)硝子体出血の型:網膜前型は硝子体型より予後不良。5) PRP:出血前PRP可能例は出血後のPRPや,非施行例より予後良好。
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