文献詳細
--------------------
Charles L. Schepens-Retinal Detachment and Allied Diseases (2 vols.)
著者: 清水弘一1
所属機関: 1群馬大学
ページ範囲:P.168 - P.168
文献概要
網膜剥離を題名とはしているが,裂孔原性(特発性)剥離をその主対象とし,また,アカデミックな病因論よりも診断と治療とに圧倒的に大きな比重が置かれている。本書全体の7割が手術で2割が検査というページ配分だが,これは,剥離の理論的な面を前のVitreoretinalDisorders (Tolentino, Schepens & Freeman著,659pp.,Saunders, 1976)でたっぷり論じてあるからということらしい。逆に云えば,今度のこの本を読むほどの人は前著を既に卒業している筈ということかとも思われるのである。
掲載誌情報