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特集 第36回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著
アルゴンレーザーによる開放隅角緑内障の治療(Ⅳ)—若年緑内障へのlaser trabeculoplasty
著者: 田邊吉彦1 浅野隆1 原田敬志1
所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.195 - P.199
文献購入ページに移動LTPにおけるlaser照射範囲は3例3眼が120°照射,6例6眼は180°照射,3例5眼は360°照射であった。そうして120°および180°照射例では成功率はいずれも33%であったが,360°照射の3例5眼はすべて成功している。それ故,この成功率はまだ上昇する可能性は強い。
LTP後,1度低下した眼圧が再上昇し,4週程してやっと落着き,以後安定した眼圧のコントロールを示す例があり,効果の判定には1カ月待つ必要がある。
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