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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻2号

1983年02月発行

文献概要

特集 第36回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著

内頸動脈閉塞症に続発する緑内障—Ⅱ.血管外科不適応例に対する検討

著者: 西川憲清1 玉田玲子1 松本聖子1 張野正誉1 竹本環1 日山英子1 山本保範1 石本一郎1 福田全克1

所属機関: 1大阪大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.206 - P.209

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 内頸動脈閉塞症に続発する虹彩ルベオーシスが,trabeculectomyまたは,汎光凝固術によって消失した。
 trabeculectomyすることにより,眼圧が下降し眼動脈圧と眼圧との圧差が拡大し,眼内循環が改善したと考えられた。また,汎光凝固は網膜を間引くことにより,hypoxiaに対応していると考えられた。
 これらの手段により,続発緑内障の発生を予防できた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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