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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻2号

1983年02月発行

文献概要

特集 第36回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学術展示

露出を自動化したフォトスリットランプの開発

著者: 金上貞夫1 清水昊幸1 柿沢弘一郎2 平野隆2 小池近司2

所属機関: 1自治医科大学眼科 2興和株式会社

ページ範囲:P.228 - P.229

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 緒言フォトスリット撮影の適正露光量の選び方は,スリット幅などの条件の変化に応じながら設定するが,これには熟練と経験を要する。我々はこの問題を解決するため自動露出装置を内蔵し,併せて独創的な光学系をもつフォトスリットランプを開発した。
 自動露光の方法センサーによりスリット幅を検出し,コントロールユニットにより露光量の基本条件を設定する。光量は実験機による臨床撮影の結果,最適となる条件により決定した。この基本条件にカメラ絞り,開口絞り,倍率,カメラバックの種類などによる総合条件を加えスリット撮影の露光量を計算し,さらに撮影目的によって選んだ被写体の明るさに応じた補正を行い適正露光を自動設定する。カメラ絞りは選択式で,条件に合わない場合はブザーが鳴り,絞り補正の方向をコントロールパネル上にLEDで表示する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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