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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科37巻3号

1983年03月発行

文献概要

臨床報告

Triamcinolone acetonide局部注射により寛解した春季カタルの2例—臨床病理学的検索

著者: 松尾雅子1 猪俣孟1 石橋達朗1 田原昭彦1

所属機関: 1九州大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.379 - P.383

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 Triamcinolone acetonide局部注射により寛解をみた難治惟春季カタル2症例を報告した。2症例は経過が数年にわたり種々の治療に抵抗した難治例でありたが,Tri—amcinolone acctonide 0.2ml (2mg)の上眼瞼結膜下注射1〜2回で,結膜・角膜所見は軽快・消失した。また組織学的にも注射前は炎症性細胞の浸潤が顕著であったが.注射後には浸潤細胞は消退し,膠原線維の増生およびその硝子化がおこっていた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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